ホタル  .

本日のご来場、誠に有難うございました。

 

 

そろそろホタルの時期ですねぇ(#^^#)。

 

もう何年もホタルとはご縁がございませんが、

今年こそ再会できればなぁ…と思っています。

 

 

日本で鑑賞できるホタルは

・ゲンジボタル

・ヘイケボタル

・ヒメボタル

が有名だそうです。

 

名前の由来(諸説あり)

[ゲンジボタル]

・ホタルが光ることを、『源氏物語』の主役である「光源氏」にかけて名づけられたという説。

 

・発光現象が修験者(山伏)の霊力を想像させることから、験者火垂(ゲンシャホタル)と付けられたものが訛ったという説。

 

・平家打倒の夢が破れ、無念の最期を遂げた源頼政の思いが夜空に高く飛び舞うホタルに喩えられて「ゲンジボタル」の名前がついたという説。

 

 

[ヘイケボタル]

・「ゲンジボタル」とは異なる種類のホタルが「ゲンジボタル」よりも小さく、光が弱かったため、源氏に敗れた平家と対比する意味で「ヘイケボタル」と名づけられたという説。

 

 

特徴

[ゲンジボタル]

ゲンジボタルが最も活発に活動する気候条件は、気温が高く月明かりのない曇った日で風のない夜と言われていますが、生息地の物理的環境によって違います。

 

開けた谷戸田などでは、上記のような日に沢山飛びますが、渓流の周囲が森林で覆われている生息地では、気温18度、快晴で風の強い夜でも沢山乱舞しています。

 

5月~7月にかけて流水のあるところでみられるといわれています。

 

ゲンジボタルが一番大きく光も明るいです。

 

この光は、オスがメスとめぐり合うための合図で、お互いに相手をまちがえないように、種によって光の色がちがっているだけでなく、光が点滅するパターンもちがっています。

 

滅の間隔は同じゲンジボタルでもちがっていて、東日本では4秒に1回、西日本では2秒に1回、東西の境界あたりでは3秒に1回光ることが知られています。

 

ゲンジボタルの見分け方は赤い前胸部斑紋がくっついているかどうかを見ます。

 

斑紋がくっついていたらゲンジボタルです。

 

 

[ヘイケボタル]

ヘイケボタルは、南西諸島を除く日本、朝鮮半島、中国東北部、東シベリア、サハリン、千島列島に生息しています。

 

発光パターンは複雑で雌雄間で様々な発光パターンのやり取りを行っています。

 

ヘイケボタルは、光ってから次に光るまでの間隔が約1秒です。

 

ヘイケボタルは、江戸時代までコメボタルとよばれていました。

 

しかし、もうひとつの代表的な種であるゲンジボタルと対比するため、わかりやすく源平の合戦からとってヘイケボタルと名づけられた、というわけです。

 

6月~9月にかけて各地の川や田で見られます。

 

ゲンジボタルと異なり、幼虫は田んぼなどの止水で生活するが、越冬地などよくわからない部分もあります。

 

ゲンジボタルが終了する頃から発生が始まり、9月末まで見られる。

 

発光は余り強くなく、揺れるような光を出しながら飛ぶことがあり、ほかのホタルと簡単に区別できます。

 

 

[ヒメボタル]

ヒメボタル(姫蛍)は、コウチュウ目ホタル科の昆虫の一つです。

 

日本本土において、成虫がよく光るホタルの一つですが、ゲンジボタル、ヘイケボタルに比べると知名度ははるかに低いです。

 

5月~6月の間の比較的短期間に、林の中で見られます。

 

ゲンジボタル・ヘイケボタルと違い幼虫が陸上に住み、カタツムリの仲間を食べることから、水が全くない場所でも見られます。

 

明滅は短い間隔でフラッシュをたいているような発光でヘイケボタルに比べると強く感じます。

 

発光の色はゲンジボタル、ヘイケボタルと比べてやや黄色がかっています。

 

 

ホタルの食事

ゲンジホタルはカワニナしか食べません。

 

ヘイケホタルはカワニナ、タニシ、モノアラ貝などを食べます。

 

ゲンジホタルが成虫になるまでに約100匹のカワニナを食べます。

 

飛び交うようになってからは、何も食べず、夜露だけで生きています。

 

 

ホタルが光るのはなぜ?

ホタル(蛍、螢)は、コウチュウ目(鞘翅目)・ホタル科 Lampyridae に分類される昆虫の総称。
発光することで知られる昆虫である。
おもに熱帯から温帯の多雨地域に分布し、世界にはおよそ2,000種が生息しているとされる。
幼虫時代を水中ですごす水生ホタルと陸上の湿地ですごす陸生ホタルがいる

 

ホタルの成虫は、腹部の後方の一定の体節に発光器を持っています。

 

発光物質はルシフェリンと呼ばれ、
ルシフェラーゼという酵素とATPがはたらくことで発光するとされています。

 

ホタルに限らず、生物の発光は電気による光源と比較すると効率が非常に高く
熱はほとんど出さない「冷光」とよばれています。

 

ホタルが発光する能力を獲得したのは「敵をおどかすため」という説や
「食べるとまずいことを警告する警戒色である」という説があるようです。

 

ホタル科の昆虫は毒をもっているようで、
実際よく似た姿や配色(ベーツ擬態、ミューラー擬態)をした昆虫も存在しています。

 

卵や幼虫の時代にはほとんどの種類が発光しますが、
成虫が発光する種は夜行性の種が大半を占めるとされています。

 

夜行性の種類ではおもに配偶行動の交信に発光を用いており、
このため、「交尾のために発光能力を獲得した」と言う説が有力であるといわれています。

 

ゲンジボタルは、卵から成虫になるまでは約1年。

 

成虫の寿命は約1~2週間ほど…とされ、
子孫を残すために夜ごと求愛の光を灯し続けます。

 

桜の花と同じように、短くもはかない命を燃やしきる姿に
私たち日本人は魂を揺さぶられ魅了されるのでしょう。

 

 

ホタル観賞のマナー

  • 懐中電灯などで照らさないでください
  • フラッシュをたいて、写真を撮らないでください
  • 捕まえて、連れて帰らないでください
  • 絶対に川や田んぼにタバコなどを捨てないでください

 

 

 

ホタルのお勉強をして、マナーよく鑑賞しましょうね(^_-)-☆。

 

 

明日、ご予約を頂戴しておりますお客様。

道中、お気をつけてお越しください。

お待ちしております。